デイ・オブ・ザ・トリフィド

  • 2008/08/22(金) 01:02:06

デイ・オブ・ザ・トリフィド

1981年 イギリス BBC
全6話

脚本
ダグラス・リヴィングストーン
製作
ディヴィッド・マロネー
原作
ジョン・ウィンダム
「トリフィド時代」創元SF文庫刊
監督
ケン・ハンナン

出演
ジョン・ダッティーネ
エマ・レルフィ
モーリス・コルボーネ


あらすじ
ある夜、地球を大流星群が通過した、
世界中の人々はこのスペクタクルを世紀の天体ショーとして堪能する、しかしその美しい天体ショーを見た者達は一人残らず視力を失ってしまった。
そして、油を採取するために栽培されていた謎の歩く植物「トリフィド」が人類に襲いかかる。
しかも、この植物は人類の血を糧に成長する吸血植物だったのだ、
人類は生き残ることが出来るのか?


1951年に発表された、ジョン・ウィンダムの「The Day of the Triffids(トリフィド時代:〜の日)」にかなり忠実な全6話のテレビドラマ。
なので、SFだけどヒューマンドラマの方が強く出ている。
そして、製作が1980年代なので、セット撮影(屋内)はVTRで、屋外はフィルムで撮影されている。

「人類SOS」を知っていて、原作を読んだことのない人には肩透かしだと思う、タイトルにもなっている「トリフィド」がほとんど出てこない。
だが、失明した人が、目の見える人に救いを求め(あるいは強制的に)襲いかかってくる方が怖い。

その中で、正義感や信仰、そして信念でもって、助け合ったり見捨てたり、疑心暗鬼にかかって去っていたりといろいろなドラマが集約されている。

あとはDVDジャケットがかっこよすぎる、なんとなく2005年公開の「宇宙戦争」のDVDジャケットに雰囲気が似ているが、作品としてはまったく別。
しかも、ジャケットを見る限り最近の作品のように思えてしまうので、知らないで手にした人は、映像に違和感をもつこと請け合いである。


特筆すべきはトリフィドの設定で、物語の最初にトリフィドの出す奇怪な音が実はコミュニケーションをしていて知性があるのではないかと言及したりしているところ、最終話にも発電機の音を聞いているという台詞もある



1962年に映画化され、同年に「人類SOS」の邦題で日本でも上映。
ただし、原作とはかなり異なり、人喰い植物の恐怖を描いている。
映画とこのテレビドラマを見比べてみるのも楽しい。


地底戦車サイクロトラム

  • 2008/08/18(月) 22:15:41

地底戦車サイクロトラム

1951年公開
73分 モノクロ/モノラル
監督
テリー・O・モース
脚本
ミラード・カウフマン
撮影
ヘンリー・フリューリッヒ/アレン・G・シーグラー
音楽
アーネスト・ゴールド
出演
マリリン・ナッシュ
ブルース・ケロッグ
オットー・ウォルデス
ジム・バンノン
ヴィクター・キリアン
トム・ハンドリ


あらすじ
1950年代、各国は核開発競争に明け暮れ、
世界各地で頻繁に核実験が行われていた。
核戦争勃発後の人類滅亡を危惧する科学者のグループは、
地球内部に自然の核シェルターの存在を確信する。
シェルターを発見し人類滅亡を防ぐためバウアー博士たちは、
地球のコアまでも到達可能な強力な岩盤掘削機サイクロトラムを開発する。
探検家ライト・トンプソン(ブルース・ケロッグ)をリーダーとした科学調査隊は、大西洋の死火山島に“サイクロトラム”を運び、その火口より地球の中心に向かって地底探検を開始する。
はたして地球の奥底に未知の世界は存在するのか……。


ジュール・ヴェルヌの地底探検をベースにした50年代のSF映画、
タイトルが違うのは、当時ヴェルヌ作品の版権はディズニーと20世紀FOXが所有していたため、ヴェルヌの名前も使用できなくて、内容も大幅アレンジした作品。
はっきり言って内容は地味。
探検隊の隊員たちの衝突あり、友情あり、恋がありの人間ドラマ、
それに付け足したような、地底探検の地味な活動、水がなくなったり、
ガスの噴出にあって危険な目にあったり。
しかし、「地底戦車サイクロトラム号」がものすごくかっこいい、
「最後の恐竜」に出てくる「極底探検船ポーラボーラ」のようだ(元ネタだろうな)。
いやいや、「轟天号」か「機械モグラ」か、それとも「モゲラ」か、
とにかくかっこいいので必見。